1. |
NULLUS
01:26
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何もない
生まれたときからずっと
これから先も
0から1へ そして1は0へ
全ては儚く消えていく
行き着く先は無だ
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2. |
百年の孤独
02:43
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虚無の中から生まれる焦燥
夢も希望も枯れ果てた街
何の魅力もない欠陥品を許してくれ
陽も差さない場所にて創り出す憎悪
誰かの言葉が私を壊した
誰かの言葉は私を狂わせる
私に生きる価値はありますか？
この世界に私は必要ですか？
ただ時が過ぎていくだけの世界なら
いっそ壊れても構わない
誰かの言葉が私を壊した
誰かの言葉は私を狂わせる
今までもこれからも私は独りだ
歪に笑った明日が私を待ってる
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3. |
不壊
04:05
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どうにもならない希死念慮が 胸の奥底を支配している
どこにも行けないこんな自分を ここで殺せば救われるのか？
もう何もかも失われた 不条理な地を見つめている
ヒトに愛されぬ不良品でも生きた証を残したい
ただ死に向かうだけの時が怖くて
何も言わないで 何も聞かないで
今の僕には理解できない
意味のない今に 幸せな夢を
生み出せたなら 永遠に狂える？
異相 妄想 絶望
自傷 嘲笑 発狂
"君"は生きていますか？
"世界"は死んでいますか？
何の価値もないガラクタでも何かできると示したい
ただ燃やされるだけの時が怖くて
壊れたくないよ 壊したくないよ
今の僕には何もできない
生きる意味もない 死ぬ理由もない
誰も知らない 知る術もない
信じてた夢も 信じてた人も
誰一人として救ってはくれない
聴こえていた声も 見えていた姿も
全ては過去の霧へ 消えてしまった
何も言わないで 何も聞かないで
今の僕には理解できない
意味のない今に 幸せな夢を
見ることができたら
満たされない過去 選ばれない未来
今は誰にも理解されない
苦しくてもまだ息は続いてる
壊したくても壊れなくて
鼓動 空洞 狂奏
思想 残光 葬奏
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4. |
サイアノタイプ
05:00
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絶えない嫉妬が生み出すものはごみくずだけ
「無駄だ」と蔑まれながら生きた四半世紀
事あるごと何かを否定して自分を保ち
届かない虚空に針を飛ばし続けている
15歳の理想と現実は遠すぎて
汚い言葉を洗い流した浴槽
私が求める答えはどこ？
思い描いていた未来図は腐食して歪んでいくけど
何度でも描き直す この命が尽きるまで
いつの間に関係が切れた人に届くように
毒に塗れた意思を今ここに刻む...
とある誰かが死んだあの日に
とある誰かが産声あげた
人はどこかで差をつけられる
私は君のどこにいるのだろう？
燃えないゴミの日 置き去りにされた幻想
明日へ導く篝火はどこ？
思い描いていた未来図は腐食して歪んでいくけど
何度でも描き直す この命が尽きるまで
「こうすればいい」知り顔で諭す人 意味はない
そう 向かうべき方角に気付いたなら戻れないよ
青く澄んだ空に君は...
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5. |
クロユリ
03:58
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君を ずっと君を離さないよ
呪いのように永遠に
暗闇の中で手を伸ばす人たち
馬鹿みたいに何を信じてるの？
時代に取り残された似た生命
傷だらけのまま 何処へ行こう？
他人と比べて落ち込んでいたあの日々
乗り越えたその先で拾った明日への破片
彷徨い続けた景色も 過去の記憶になる
心の奥で
君を ずっと君を離さないよ
今でもまだ0と1の間 祈ってる
黒く ずっと黒く在り続ける百合のように
幸せな呪いの唄
夢の記憶を手繰り寄せて 海の底へ沈めた
これが無意味だと知っている 捨てることはできない
戸惑い選んだ世界も 過去の景色になる
頭の中で
君を ずっと君を離さないよ
今でもまだ0と1の間 祈ってる
黒く ずっと黒く在り続ける百合のように
幸せな呪い込めて
君を ずっと君を忘れないよ
今でもまだ心の奥底で生きてる
黒く ずっと黒く在り続ける百合のように
呪われた唄を君に
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6. |
蠱毒
04:01
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醜い争いが今でも続いてる
ただ1人生きられる体を得るための戦い
気付いた時既に閉じ込められていた
大きな箱庭で今日も明日も月は沈む
時計の針は無慈悲に回り続けて
大切なもの ひとつ残らず燃やしてしまった
犠牲を重ねて一番になるの
消えた者たちの痛み背負って
立ち止まることは許されはしない
理想の形に辿り着くまで
流れた血の中に思いが滲んでる
観衆は手を叩き 死んだことに気付かない
積み上げられた言葉 偽りだらけの孤独
上辺だけの笑顔 何を信じて生きる？
犠牲を重ねて一番になるの
消えた者たちの痛み背負って
立ち止まることは許されはしない
最後の一人が残るまで
笑っている
狂っている
生きて帰った世界で見たのは
変わらない醜い争い
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7. |
Singularity
03:43
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ある時点で気付いていた
このままじゃいけないこと
時の流れはもう戻らない
次の場所はもう目の前
繰り返す痛みと躊躇い
影の中で泣いていた
過去を悔やむ気持ちを胸に秘めて
増加する情報 混在する感覚
現在の差異も些細な事象
発火する情熱 氾濫する安楽
現状への絶望は際限ない
加速していく周りの景色
焦る気持ちを隠し生きている
まだ間に合うと言い聞かせて
密かに機会をうかがっている
この両手じゃ今は君に 決して届かないはずなのに
この心は夢を見ている いつか辿り着くと信じて
Is this the reality?
I will struggle until my dying day.
思いがけずに生まれた感情が今に繋がって
静かな夜に弾ける煽情的なあの旋律
この唄では遠い君に 決して聴こえないはずなのに
この心が明日へ紡ぐ いつか辿り着くと信じて
独りでも生きていける 今なら
未だ見えぬ答え探して
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8. |
廻
03:44
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陰から眺めていた 腐り果てた現実を
誰もがもがいていた 自分だけの価値求め
いつも泣いていた子たちも大人になり
傷付け合いながらそっと終わりに向かって
繰り返されていく死と生
命の音が鳴り響いている
誰の記憶にも残らず終わらないよ 世界は
嘆いた意味はなくて 失くしたのは時間だけ
後ろを振り返れば 足場は崩れ落ちていた
こうして誰も気づかれないまま世界は廻っている
淀んだ黒が覆いつくしたときにはもう遅くて
自分が歩んできた道のりを思い出しながら
結局何が残ったのか 何ができたのか そう呟いている
自分を殺せば楽になれるのか？
自分を捨てても得られるものは何もない
いつも泣いていた子たちも大人になり
傷付け合いながらそっと終わりに向かって
繰り返されていく死と生
命の音が鳴り響いている
誰の記憶にも残らず終わりたくない まだ
この子も あの子も 気付いてないよ
自分がどうして生まれたのかを
教えてくれない？当たり前だよ
誰も答え知らないから
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9. |
悪意
03:47
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拡散する文字の羅列
気にする人 無視する人
発生源は既に消えて
交わされる無意味な音
容易く傷を付けられ
何度も心が欠ける景色を見た
それでも信じてくれる同志が
いるなら生きていけるだろう
手の届かない場所で笑っている
そんなお前らに信念はあるか？
匿名の悪意がほら名ある者を傷付ける
吐き捨てられた言葉は人を切る剃刀
共鳴する声の恐怖
病んでいく人 消えていく人
発生源は知らないふり
残された空洞の街
振り向けばそこは血みどろの過去
忘れたくても忘れられない 刻み込まれて
誰かを殺したことさえ忘れる
そんなお前らに真実はあるか？
匿名の悪意がほら名ある者を傷付ける
吐き捨てられた言葉が人を切り刻む
模造の悪意がただ垂れ流されていても
信じるものがあるならまだ終わらない
消えていない
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10. |
無色の世界
04:55
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嫉妬の連鎖で半狂乱になって
自分の無力さに吐きそうになる
弱音を堪えて敗北者を見れば
少しの安堵に浸りまた病んでいく
心を殺がれて 零れる涙が
何も掴めない手を汚して0に還る
色の無くなった世界で記憶が薄れていくように
君はきっといつか僕を忘れてしまうだろう
それでも立ち止まれない 次の世界が待っている
朽ちる日まで生きていくよ 明日が見えなくても
掃き溜めの底から空に向かい謳う
絶望の渦中で己の孤独を…
腐っていく思考で満たされる匣
抜け殻のような体で時計の針を見つめる
憎悪を歌うな 幸福を歌え
誰かの言葉に吐きそうになる
弱音を堪えて勝者を見れば
少しの絶望抱え負に囚われていく
心を殺がれて 零れる涙が
何も掴めない手を伝って1に変わる
色の無くなった世界で記憶が薄れていくように
僕はきっといつか君を忘れてしまうだろう
それでも構わないから 次の世界に行こうか
生まれ変わることを望む 瞳開いて
夢に見た景色からひとつひとつ死んでいく
壊れゆく地の上で今はただ独り
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